酒粕パックでシミを薄く!? 8週間試してみました!

だんだん暖かくなって紫外線が気になり始めるこの季節。シミやくすみって本当に気になりますよね。

以前の記事で「ハイドロキノンを試したけどシミは薄くならなかった」という実体験をお話しましたが、ruceに参加することで私の美意識が帰ってきました。シミを諦めずに、もう一度チャレンジしてみようと。今回は「酒粕パックでシミを薄く!」です。自分の肌で8週間試してみました!

酒粕パックが良いらしい

酒粕パックが美肌に良いという記事はよく見ます。何が良いのかというと、3つの美白成分「アルブチン」「コウジ酸」「フェルラ酸」が入っているからのようです。これらの成分がどう良いかというと、
● アルブチン
肌に吸収されるとハイドロキノンに変化する成分。ハイドロキノンよりも刺激が少なく穏やかに作用します。天然のコケモモや梨から抽出したβ-アルブチンが主流ですが、最近では江崎グリコが開発したα-アルブチン(ハイドロキノンとブドウ糖を結合したもの)の方が効果が高いと注目されています。
● コウジ酸
酒などの醸造所で、コウジ菌を扱う人の手が白く美しいことから発見された成分。発がん性があるとして認可が取り消されたこともありましたが、現在は安全性が再確認。厚生労働省にも美白成分として認可されています。
● フェルラ酸
米ぬかから抽出されるポリフェノールの一種。強い抗酸化作用があり、メラニン色素の生成を抑制する効果がある。フェルラ酸の紫外線吸収能力を活かして美白化粧品や日焼け止めの商品がさまざまなブランドから出ている。

コウジ酸とフェルラ酸は「シミを作らない」系の美白成分、アルブチンは「シミを作らない&シミを薄くする」系の美白成分です。これらの成分だけではなく、さまざまなビタミンが含まれる酒粕で肌を健やかにすることによって、肌のターンオーバーを正常にし、シミを薄くするという効果も期待できそうです。

研究者の結果を調べてみた

今回見つけたのがこの論文2種類。インターネット上で閲覧できるので、気になる方はURLからどうぞ。
左:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3468271/
右:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3657227/

 

今回は右の論文を簡単に説明します。テーマは「ハイドロキノン0.75% vs コウジ酸4% in 肝斑治療」です。(皮膚科での肝斑治療にハイドロキノンやコウジ酸のクリームが処方されることがあります)

この調査では、ハイドロキノン治療組30人と、コウジ酸治療組30人に分かれ、12週間の観察を行いました。結果の表をざっくり訳したのでご覧ください。赤がコウジ酸チーム、青がハイドロキノンチームです。棒グラフの高さは、効果の高さだと思ってください。

ハイドロキノンの方が4週間目の時点で効果が出ていて、その後もコウジ酸より効果が高いという結果になりました。コウジ酸は最初は効果が見えにくかったものの、8週間目の段階で効果が出たそうです。

肝斑治療の効果だけで言えばハイドロキノンの方が高いという結果なのですが、論文の最後に、コウジ酸のメリット2つが挙げられています。
1. コウジ酸は副作用率が低く、治療を中断した被験者が少なかった。
2. コウジ酸は皮膚保護作用に加え、光防護作用、抗炎症作用、鎮痛作用があることで知られており、酸化しないスキンケアローションとしての長所がある。

冒頭でも言いましたが、私はハイドロキノンクリームでシミが薄くならなかった人です・・・。でも、もしかしたら、ハイドロキノンよりもコウジ酸の方が合う体質なのかも!とポジティブに考えます。最低でも8週間試してみようと。

※酒粕にはアルコールが含まれるので、アルコール綿消毒がNGな人はお勧めできません。必ず自分でパッチテストをして安全を確認してください。酒粕を鼻の周りにも塗るので、お酒の匂いが苦手な人は合わないかもしれません。(私はお酒一口が精一杯な下戸ですが、酒粕パックは大丈夫でした)

作ってみよう

杜氏(お酒造りの専門家)の友人に頼んで、酒粕をいただきました。ジップロックに入っているこの薄茶色のものが酒粕です。酒粕はスーパーマーケットやインターネット通販でも買えるので探してみてください。酒粕を溶かす水はドラッグストア等で売っている精製水を使いましょう。


※杜氏が言うには、清酒メーカーによって米や酵母の配分・種類が異なるので、成分含有量ももそれぞれ違うはず・・・とのことですが、酒粕に含まれる美容成分を測定公開しているメーカーは無いそうです。簡単に手に入るor好きな銘柄の酒粕などでチャレンジしてみてください。

● 製造法A「手もみ」

ジップロックに酒粕と精製水を「1:1.5」の割合で入れ、袋の上から指などで揉み、溶かします。指で確認できるので、「溶かしきれてなかった」というミスが少ないですが、簡単には解けないので、大量に作るのには向いていません。溶けにくい紙粘土をひたすら水と揉む、みたいな感覚です。

※溶けきらずに塊で残った酒粕があっても、肌にぴたっと貼ってしまえばいいので、大まかな溶け具合でも大丈夫です。

● 製造方法B「調理器具を使う」

私は1週間分をまとめて作るので、調理器具でガッツリ作ります。写真には写っていませんが、温度計と小鍋もあると便利です。

酒粕は常温の水ではなかなか溶けません。そこで杜氏の友人に相談したところ「精製水を40℃くらいに温めれば溶けやすい。でも60℃以上に熱すると酒粕に含まれる成分を壊すかもしれないからお勧めしない。」という頼もしい答えが。私は43℃くらいに温めた精製水を50ccずつ入れて混ぜています。(酒粕を冷凍保存していて多少冷たいので、ちょっと温度高めです。)

すり鉢を使っているのは、酒粕が逃げないグリップ力に期待しているだけなので、ボウルや器でも大丈夫です。結構、水の中で塊が逃げちゃうので、押し付けるように溶かしていきます。

3分練るとこんな感じに。私は2か月やっているので慣れていますが、最初のうちは10分、20分かかるかもしれません。

最後にザルでざっくりと濾します。滑らかにするわけではなくて、「溶かしきっていない酒粕が残っているかチェック」しています。塊が残っていたらすり鉢に戻して、残りの精製水を入れてまた溶かします。

私は1週間分として以下の分量で作っています。
・酒粕75g
・精製水100~125cc
これを100均で買ったこの容器に入れると、ちょうど収まります。ちょっと厚めに塗っても1週間分くらいはあります。

水が多くて顔に塗れない場合
酒粕を足してもいいですが、小麦粉を足すことで粘りを出すことができます。小麦粉自体には美白効果は無いですが、悪さをするものではないので大丈夫です。

ざらざらの粒、酒粕の塊が残ってる
ざらざらの粒はお米です。日本酒の製造工程の中で残ってしまった硬いお米なので、取り除くことは難しいです。品質には問題ありません。肌を傷つけないようにそっと塗って流せば大丈夫。
塗ってみたら酒粕の塊が出てきた!という事もありますが、そのままピタっと貼ってしまえばOKです。

酒粕とパックの保存
酒粕には酵母がいるので、常温では変質してしまいます。水で溶いたパックは冷蔵庫で1週間、余りの酒粕は冷凍庫で1ヶ月で使い切るのが目安です。

雑菌に気を付けて使おう
またパックを入れておく容器などは都度洗浄や熱湯消毒し、使用する際は清潔な手やスプーンで扱いましょう。酵母が活きているということは、その他の雑菌にとっても繁殖しやすい環境なのです。

使ってみた

顔に塗り5分放置してから、ぬるま湯で流す。これを毎晩行います。
酒粕と水だけなので、間違えて食べても問題ありません。市販のパックには無い利点としては、「食品だから、顔と一緒に唇までパックできる」というところだと思います。

変化には個人差がありますが、私の記録はこんな感じ。
1週間:肌がモッチリしてファンデーションのノリが良くなった。
5週間:頬のシミが薄くなった気がする。
8週間:画像で比較しましょう。頬の一番大きなシミの拡大画像ですが、輪郭がぼやけ、薄くなっているところもあります。

昔、私がハイドロキノンを処方してもらっていた美容皮膚科で、皮膚科専門医の先生に頬のシミを診ていただいたことがあるのですが、画像にある私の頬のシミは肝斑ではなく普通のシミだそうです。ハイドロキノンは効果を感じられなかったのですが、酒粕パックは効果を感じました。

もちろん作る手間を考えたら、市販のパックを買った方が楽かもしれませんが、唇も一緒にパックすることで、唇の色が明るくなり&保湿にも一役買った気がします。

酒粕にはビタミン等の栄養も含まれていますし、毎晩パックをする時間は美容について反省タイムになるので気持ちもシャキっとします。価格もお手頃で、合わなかったら粕汁や甘酒として飲んでしまえばいいので(笑)、ぜひみなさんも試してみてください!9週目以降にも変化があったらまた報告しまーす!

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