日焼け対策の基礎知識


こんにちはケイコ先生です。だんだんと暖かくなってきて、そろそろ日焼け対策もしっかりしないとなぁって思いますね。先日Twitterで日焼け止め対策についてアンケートを取ったので、それを基に、調査結果をまとめます。

Twitter経由で記事にしてほしい話題を募集していますので、化粧品やスキンケア、サプリで気になる物があったら教えてくださいね!@chemist_keiko

まずは日焼けの原因、紫外線についておさらいしましょう。

紫外線にも種類がある


環境庁 紫外線環境保健マニュアル
http://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_pdf/01.pdf

紫外線は波長によって、UV-C、UV-B、UV-Aの3つに分けられます。

●UV-Cはオゾン層で吸収され、私たちの居る地表には到達しません。

●UV-Bも大半はオゾン層で吸収されますが、一部が地表に到達します。皮膚がんや白内障に影響し、メラニン色素を増やしてシミの原因になります。UV-Bをカットする能力を示すのがSPF

●UV-Aは最も有毒性が低いものの、雲やガラスも透過するので、直接日を浴びなくても影響アリ。肌の深部まで到達しコラーゲンやエラスチンを破壊して、シワやたるみなど老化の原因になります。UV-Aをカットする能力がPA

SPF値を見直そう

SPFは高い方が安心だけど、肌の負担も増えますよね。どのくらいのSPFの日焼け止めを塗ればいいのやら悩みます。夏が来る前に、SPFの数字の意味を理解しておきましょう。

SPFは「素肌と比較して、何倍の紫外線に耐えられるか」の指標です。
製品のSPFを測定する時、1平方センチメートルに2mgの日焼け止めを塗布して計測します(実際に個人が使用するよりも、かなりたっぷりと塗っています)。

SPF1(ほぼ素肌)が日焼けするのに約20分という目安。
SPF30を塗った場合、20分x30=600分(10時間)。

また最近では「SPF50+」という物も増えています。これは計測した時の結果がSPF50よりも長かったということです。

つまり「SPF1で20分」と「SPF30で600分」は同じ日焼け具合ということ。

ただしこれはあくまで目安です。体のメラニン自体が紫外線を防御するものなので、色白の方はもっと早く日焼けする場合もありますし、個人差があります。

また計測の時とは違い、日常では皮脂や汗で崩れたり、汗を拭くときに拭ってしまったり、理想通りにはいきません。皮膚科専門医の多くが2時間ごとの塗り直しを推奨しています。

行動別のSPF値の目安は
SPF10~20 : ほぼ外出しない
SPF20~30 : 通勤や買い物
SPF30~50 : 屋外活動やレジャー

日中オフィスに居る方なら、SPF50を朝塗るだけよりも、出勤前・買い出し・退勤前にSPF20~30程度を塗り直すほうが、肌への負担も少なく、紫外線カット効果が十分に期待できます。

最近はメイクの上から塗れるスプレーやパウダータイプの日焼け止めも増えているので、オフィスに常備しておきたいですね。

吸収剤 vs 散乱吸収剤

【紫外線吸収剤】紫外線を化学反応で消す!紫外線を吸収して取り込み、化学変化を起こして、紫外線を熱や赤外線に変化させることにより、肌に紫外線が行かないようにする仕組み。
◎メリット…軽い付け心地、肌なじみが良い。
■デメリット…有機化合物なので敏感肌に向かない場合も。
紫外線吸収剤としてよく使われる成分:メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル

【紫外線散乱剤】紫外線を跳ね返す!粒子が紫外線を反射して散乱させ、肌に紫外線が行かないようにする仕組み。
◎メリット…吸収剤に比べて肌への負担が低い。
■デメリット…厚く塗ると白浮きしやすい。
紫外線散乱剤としてよく使われる成分:酸化チタン、酸化亜鉛

紫外線吸収剤は肌への負担が強い!と苦手意識を持つ方も多いですが、最近では肌負担を減らすように、紫外線吸収剤をコーティングするなどして、肌への刺激を抑えている製品もあります。パッチテストをして、自分の肌に合う製品を見つけましょう。

高SPF vs 肌荒れ乾燥

乙女心としてSPFの高いものを選びたくなりますし、最近はお顔のトーンアップ効果もある日焼け止めや、メイクの上からスプレーするタイプも人気なので、「SPF30以上は付け過ぎ!」とは言いづらいです。私もSPF50の物を使用しています。

とはいえ紫外線を防ぐ成分は、肌荒れや乾燥を招く場合があります。乾燥している肌は紫外線にも弱いです。

特にクレンジング剤必須の落ちにくい日焼け止めを常用すると、クレンジング時に皮脂膜や天然保湿因子(NMF)など肌本来の保湿成分まで洗い流してしまう可能性があります。

乾燥が気になる方は石鹸で落とせるタイプなどをこまめに塗り直す方が良いでしょう。

日焼け止めを塗ると肌が乾燥するという声もよく耳にします。

しっかり肌を保湿して5分ほど置いて肌が潤ってから、日焼け止めを塗りましょう。油性のクリームなどを塗ってから日焼け止めを上に塗れば、肌を保護できますよ。

ケイコ先生の日焼け対策

じゃあ実際私が何をどう塗っているかの実例をお見せしましょう。


ロート製薬 スキンアクア トーンアップUVエッセンス
SPF50+ PA++++
紫外線散乱剤(酸化チタン)

中央
ランコム UVエクスペール BB2
SPF50 PA++++
紫外線吸収剤(有効成分:メギゾリルSX、メギゾリルXL)


カネボウ ミラノコレクション2017
SPF14 PA++

基本的にはスキンアクア(散乱剤)を下地に、UVエクスペール(吸収剤)を塗って、最後にミラノコレクションです。

最近は散乱剤でもスキンアクアのように伸びが良く肌なじみの良いものが多くて助かりますね。個人的にはスキンアクアのエッセンスとスプレーだけでも十分だと考えています。

ランコムUVエクスペールにはメギゾリルという紫外線吸収剤が入っていて、日本ロレアルが開発したUV-Aに強い成分なのだそうです!
シミのUV-Bに強い日焼け止めは多いですが、このメギゾリルはしわ・たるみのUV-Aに特に強い防御になると言われています。

私はシミだけでなく、しわ・たるみも気になるお年頃なので(涙)、スキンアクアとUVエクスペールの2層防御で、UV-AもUV-Bもしっかり防ごうっていう魂胆です。

特にUV-Aは日差しの強くない季節や屋内作業でも浴びてしまうので、UVエクスペールだけは年中使用しています。

近所のコンビニなど、ちょっと急ぎで外出する程度の時は、ミラノコレクションだけさっと塗って行きます。
(※あと私の仕事場の窓には、UVカットフィルムを貼っています)

毎日がんばって対策するのも良いですが、自分のニーズに合わせて、うまくアイテムを併用したり、減らしたり・・・未来の美白のために無理なく続けていきましょう!

すいません最近横長の写真が無くて、先月の長野旅行の写真ですが、UVエクスペールとミラノコレクションだけで紫外線と戦って来ました。美白な写真が撮りたい人は、雪のレフ版効果のあるところで撮影するとイイですよ!

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