濃い毛と顔に生まれました 第3回:我が家に脱毛器がやってきた

中学生になると「おしゃれ」を意識してメイクへの興味もでてくる。いわゆる「お年頃」のはじまりだ。肌のテカりを抑えるためにオイルコントロールパウダーをはたいたり、デオドラントケアで汗の臭い対策。顔色を良く見せるために色付リップも使うようになった。

濃い顏は肌がテカると汚く見えてしまいがちだ。特に私は色黒で毛も濃く、毛穴も開いていたから余計に気になる。休み時間にトイレでオイルコントロールパウダーをはたくのが学校での日課。もちろんあぶらとり紙も欠かさない。

さらなる高みを目指し、母のメイク道具の中からアイライナーをこっそり拝借してみた。大きい割に眠そうな目を少しハッキリさせたかっただけなのに……濃い顔にアイライナーは派手すぎる! とてもじゃないけど学校にはしていけないので、色つきリップとオイルコントロールパウダーのみにすることにした。

反抗期だったこともあり、「こんなに毛と顏が濃いのはお父さんに似たからだ!」と父を責めたりもした。(ごめんなさい…)

「どうして私は毛と顔がこんなに濃いんだー!」と嘆き続けていたある日。私を不憫に思った両親が、なんと、電動脱毛器をプレゼントしてくれた!

 

 

自動でムダ毛を挟んで抜いてくれるというものだ。さっそく試してみると、あっという間に毛が抜ける! これは使えるぞ。 面倒な「毛抜き」がラクになる〜!!

気分が盛り上がってきたところで「ワキ」にも使ってみた。処理が面倒なだけでなく、変な体制を長時間続けて首を傷めがちな部位だ。

「ギュルギュル」っという音と共に激痛が走った。

知らなかったけど、脱毛器は部位ごとに専用のヘッドがあるらしい。ボディ用の大きいヘッドでワキの処理をしてしまったため、肉を挟んでしまったのだ。痛い。誰か助けて欲しい…。

「早く大人になって永久脱毛がしたい。」そう強く思った瞬間だった。

illustration:koiko

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